『西洋館地球屋』ランドスケープ(あきる野市 2025年11月末竣工)
2026.01.15

こんにちは、 ヒューマンヤード株式会社 代表の渡辺です。 今回は、私が担当させていただいた現場『西洋館地球屋』様(あきる野市)のランドスケープについて紹介します。工事着工前:アプローチ方向
アプローチ門周り:門柱・門袖・階段下地・花壇石組み
門袖基礎用の掘削:写真後方の緑道レベルより300mm掘り下げる
水道メーター給水管保護:花壇の中へ収める
照明用PF管の配管:門燈、ステップスポットライト用
C.B(コンクリートブロック)施工途中、花壇の石組は下部の黒色も、笠木で使用している茶色のボーダー石も岩舟石(栃木県岩舟町産)です。 笠木の茶色の岩舟石は林庭園設計事務所に在庫していたもので、今は市場に出回っておりません。 黒色の岩舟石はメイクランド商品の大ゴロタです。フレコン1tパックで搬入しました。
林庭園設計事務所 在庫の岩舟石
メイクランド 岩舟石 ゴロタ大 ここで「岩舟石」について少々ご説明を...
岩舟石資料館:栃木市岩舟町鷲巣500-15 栃木市岩舟山(標高173m)で算出される「安山岩質角礫凝灰岩」:火山活動で噴出した火山灰と硬質な礫石が堆積凝固してできた岩です。 江戸時代中期から採掘が始まり、昭和30年頃の最盛期には、36軒の石材店が軒を並べ、日に200台のダンプで運ばれました。しかし昭和末期にコンクリートの普及により減少し、現在写真の石は採掘されません。 黒い大ゴロタは茶色の物より深い地層にあった石だそうです。現場では黒色ゴロタを下に在庫の茶色を笠木に使いました。
岩舟石資料館展示の石切り道具
砕石場跡地
岩舟駅舎(現在無人駅)の腰壁
岩舟石資料館脇の延段 以上、岩舟石のご説明でした。 ここからはまた、現場の説明に戻ります。
ファウンテン(噴水アンティーク:施主様支給)とプール施工 ポンプ(清水用)を脚部に仕込みプール内循環
噴水池 R3.0mのコンクリート縁石を2段、面取り合わせで積み、同笠木を乗せました。 内面はプール用防水塗装(4層)、外面はコンクリート用塗材を十字方向の飾り台と同色に塗布しました。
鍛鉄フェンス取り付け
門扉(施主様支給のアンティーク)
フェンスの塗装色合わせ:日本塗料工業会 塗料用標準色チャート
メール年賀状に使用した写真です
お客様より支給の門扉本体(鉄製のアンティーク品)に合う支柱を用意し、揖斐黒石小端積の門柱と岩舟石の階段(蹴上は山梨高川山石:大月市産)内開き門扉開閉用の土間は芝敷き。 門柱と袖壁の構造下地はC.B(コンクリートブロック)です。
C.B(コンクリートブロック)を土留め躯体に使用し、3.2mごとに控え壁となる角柱を配置 山側に倒し、法面仕上げの曲線の壁です。
アプローチ:ハンドチゼルで加工されたサンドストーンを使用。 主な特徴は以下の通りです。 ノミ跡(チゼルマーク): 機械加工のような均一な表面ではなく、手作業によるノミの刃先が残した不規則な線や溝が見られます。この跡が独特の風合いを生み出します。 通路と芝は摺り着けで仕上げ、見切りボーダーは設けません。連続性と広がりを感じます。
目地材は珪砂に「目地かんたんくん」(メイクランド)配合
ツリーサークル:揖斐黒石(メイクランド) サークル内はバークチップでマルチング
薪小屋:鍛鉄製(在庫品) 在庫のアイアンを溶接組立てし、スレート屋根をかけました。 裏の駐車場と物置などサービスヤードに抜けられ、暖炉のある居間の掃き出しから薪の搬入が出来ます。
当初、門扉の花壇(向かって右)に街灯を配置していましたが、すっきりとした印象にするため、移動しました。 ◆ 図面
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◆ パース
いかがだったでしょうか。 今回は使用した素材や工事内容をメインにご紹介しました。今後、完成写真を改めて撮影する予定となっておりますので、またご紹介させていただこうと思います。 ◆ 西洋館地球屋 ◆ 『東京にある、ほんとうの英国』をコンセプトにした、 東京・多摩の森に佇む英国洋館スタジオです。内部も大変すばらしい施設です。ご興味のある方はぜひ公式Instagramをご覧ください。

工事着工前:アプローチ方向
アプローチ門周り:門柱・門袖・階段下地・花壇石組み
門袖基礎用の掘削:写真後方の緑道レベルより300mm掘り下げる
水道メーター給水管保護:花壇の中へ収める
照明用PF管の配管:門燈、ステップスポットライト用
C.B(コンクリートブロック)施工途中、花壇の石組は下部の黒色も、笠木で使用している茶色のボーダー石も岩舟石(栃木県岩舟町産)です。
笠木の茶色の岩舟石は林庭園設計事務所に在庫していたもので、今は市場に出回っておりません。
黒色の岩舟石はメイクランド商品の大ゴロタです。フレコン1tパックで搬入しました。
林庭園設計事務所 在庫の岩舟石
岩舟石資料館:栃木市岩舟町鷲巣500-15
栃木市岩舟山(標高173m)で算出される「安山岩質角礫凝灰岩」:火山活動で噴出した火山灰と硬質な礫石が堆積凝固してできた岩です。
江戸時代中期から採掘が始まり、昭和30年頃の最盛期には、36軒の石材店が軒を並べ、日に200台のダンプで運ばれました。しかし昭和末期にコンクリートの普及により減少し、現在写真の石は採掘されません。
黒い大ゴロタは茶色の物より深い地層にあった石だそうです。現場では黒色ゴロタを下に在庫の茶色を笠木に使いました。
岩舟石資料館展示の石切り道具
砕石場跡地
岩舟駅舎(現在無人駅)の腰壁
岩舟石資料館脇の延段
以上、岩舟石のご説明でした。
ここからはまた、現場の説明に戻ります。
ファウンテン(噴水アンティーク:施主様支給)とプール施工
ポンプ(清水用)を脚部に仕込みプール内循環
噴水池
R3.0mのコンクリート縁石を2段、面取り合わせで積み、同笠木を乗せました。
内面はプール用防水塗装(4層)、外面はコンクリート用塗材を十字方向の飾り台と同色に塗布しました。
鍛鉄フェンス取り付け
門扉(施主様支給のアンティーク)
フェンスの塗装色合わせ:日本塗料工業会 塗料用標準色チャート
メール年賀状に使用した写真です
お客様より支給の門扉本体(鉄製のアンティーク品)に合う支柱を用意し、揖斐黒石小端積の門柱と岩舟石の階段(蹴上は山梨高川山石:大月市産)内開き門扉開閉用の土間は芝敷き。
門柱と袖壁の構造下地はC.B(コンクリートブロック)です。
C.B(コンクリートブロック)を土留め躯体に使用し、3.2mごとに控え壁となる角柱を配置
山側に倒し、法面仕上げの曲線の壁です。
アプローチ:ハンドチゼルで加工されたサンドストーンを使用。
主な特徴は以下の通りです。
ノミ跡(チゼルマーク): 機械加工のような均一な表面ではなく、手作業によるノミの刃先が残した不規則な線や溝が見られます。この跡が独特の風合いを生み出します。
通路と芝は摺り着けで仕上げ、見切りボーダーは設けません。連続性と広がりを感じます。
目地材は珪砂に「目地かんたんくん」(メイクランド)配合
ツリーサークル:揖斐黒石(メイクランド)
サークル内はバークチップでマルチング
薪小屋:鍛鉄製(在庫品)
在庫のアイアンを溶接組立てし、スレート屋根をかけました。
裏の駐車場と物置などサービスヤードに抜けられ、暖炉のある居間の掃き出しから薪の搬入が出来ます。
当初、門扉の花壇(向かって右)に街灯を配置していましたが、すっきりとした印象にするため、移動しました。
◆ 図面





